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やっぱり日本はIT後進国 [日記・雑感]

今日も日課である日本市場寄り付き確認をするために、ブラウザを起動して株価ボードを眺めようとしました。

ですが、いつまで経っても気配が表示されません。

まずは自分の環境を疑ってブラウザを換えましたがダメでした。

次に証券会社側のトラブルかと思って、ヤホーファイナンスで株価チェックをしようとしました。

そうしたら全体トラブルだそうで。

しかも終日取引停止するレベル。

その後にトラブル原因が書かれた記事を読んでみましたが、どうやらハード障害時の切り替えが上手くいかなかったらしい。

つい先日、デジタル担当相の無知蒙昧ぶりにあきれたばかりですが、日本最大の取引システムである東証がこのレベルとは。

富士通が構築したシステムらしいですけど、そう言えばシステム業界のサグラダファミリアと言われている、みずほ銀行のシステムも富士通が手がけていましたね。

そもそも富士通って役所以上に役所的な会社ですから、どんどんと新しい技術が出てくるIT業界についていける企業体質じゃないと思うのですよ。

だって、いまだにウォーターフォールモデルを神聖視したシステム開発ですからね。

しかもプログラムだけじゃなくて、インフラ構築にまで無理矢理ウォーターフォールモデルをはめ込んで品質向上!ってやってるし。

何が問題って、頭の固い富士通が巻き戻しの難しいウォーターフォールでやっているものだから、要件定義や基本設計での問題が実装段階とかで問題になると工程全部やり直しになるので、みんな面倒を避けて詳細設計レベルで辻褄を合わせようとしちゃう。

まあ、根本に手をつけずに小手先だけで何とかしようとしてしまうのです。

さらに富士通自体は要件定義と基本設計だけして、後の詳細設計や実装は協力会社や下請け会社に丸投げしますからね。

だから詳細設計や実装を手がけた事が無い人が作った基本設計。

経験不足だから、基本設計に問題が出ても「自分たちに問題は無い。そちらの問題じゃないか?」って基本設計に問題がある事が理解出来ていないケースも多い。

テストとかも失敗して基本設計から見直すと大変な事になるし、そもそも設計見直しを受け付けてくれないから、問題が起きないテスト項目を作ろうとしてしまう。

だって問題が起きたら「工数が足りないから無理」「納期延長なんてありえないから無理」となりますから、無難なテスト項目にも目をつぶるのです。

そうして好条件の下でシステム障害が出たと仮定して切り替わりテストにパスするのですね。

だから、いざ本当の障害が出たらマトモに作動しない。

そして、いざ本当の障害が起きたら、発注者は受注者を責めるだけ、受注者の責任者は担当を責めるだけ、担当は下請けを責めるだけ、となるので今後の向上には繋がりません。

まあ、「人月」「工数」「ウォーターフォールモデル」でガッチガチの富士通なら約束されたトラブルと言えるかもしれませんね。

やっぱり日本はIT後進国だ。




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