エアコンは付けっ放しが安上がりと言われますが

夏になると暑くなります。

暑くなるとエアコンの出番。

エアコンの出番が来るとネット上にエアコンの電気代記事が増えます。

そして、その中で時折見かけるのが「エアコンは付けっ放しの方が安上がりだ」って記事。

まあ、安く付くか高く付くかは個々の生活環境に大きく依存するので、どちらが有利不利って事を断言する事は出来ませんが、エアコンの仕様を見れば見当がそれなりに付きます。

エアコンの仕様を見れば冷房時の電力消費量が書いてあります。

多分、各製品で書いてある事は同じだと思いますけど、平均電力消費量と最小電力消費量、そして最大電力消費量が書いてあるでしょう。

平均部分は使い方次第なので無視するとして、私が使っているエアコンは2006年製ですが、最小時と最大時の差は6倍です。

設定温度までフルパワーを使い、設定温度まで下がったら最小が続くと仮定します。

私の設定温度だと大体5～10分掛かるようでしたので、一番大きい10分でフルパワー解除としておきましょう。

1時間のうち、初めの10分で6の力を使い、残りの50分を10分ごとに1ずつ使うと5の力です。

つまり初動の1時間は11の力。

そして、その後は6の力で運転できます。

24時間で149の力を使う事になり、翌日以降も付けっ放しなら24時間で144になります。

これに対して、極端ですが1時間ごとに付けて消してを繰り返した場合はどうでしょうか。

室温が戻ってしまうと考えて11の力を12回使う訳ですね。

使った力は132。

付けっ放しより電力消費量は少ない事になりました。

エアコンの性能や室外温度によっても大きく変わりますが、単純に付けっ放しが電気代安いなんて話は鵜呑みにしない方が良いでしょうね。

使わない時間がある程度あるのならば、やはりエアコンを1度止めておく方が電気代は安いのではないでしょうか？

まあ、計測器で差を比べるのが手っ取り早いでしょう。

私はお金を使いたくないのでやらないですけど。