IMFが恒大危機で世界市場にリスクと警告

ついに国際機関が中国恒大問題で警告を発しました。

恒大危機、世界市場にリスク　中国政府に対応促す　IMF報告

　【ワシントン時事】国際通貨基金（IMF）は12日、世界の金融システムの安定度を分析した報告書を発表した。

　経営危機に直面している中国不動産開発大手・中国恒大集団について「デフォルト（債務不履行）への懸念が市場で高まっている」と指摘。中国経済をけん引してきた不動産業界全体に危機が波及すれば「世界の資本市場に影響を及ぼす」と警告した。

この問題が表面に出始めたとき、中国は日本のバブル崩壊から学んでいるだの、中国国内だけの問題で世界経済に与える影響は限定的だのと言っている筋が多かった気がします。

でも、ついにIMFが警告を発するレベルになってしまったようですね。

最近の日経平均下落はコレが一番影響していると思います。

ちょうど岸田首相の例の発言が重なったので、「岸田ショック！岸田ショック！」と騒いでいる人が多かったですけど。

そりゃあ、少しはアレも影響あったでしょうけど、就任したてなのに存在感が薄い総理の発言で暴落する訳はありませんよ。

どう考えても恒大問題が一番の要因でしょう。

恒大問題と言うよりも、中国不動産業界の体質が露になったって方が正しいかな。

何せ34億人分の住宅を供給していたそうじゃないですか。

人口を上回る住宅を作って何がしたいのやら。

記事ではIMFが中国政府の対応を促していますが、今のトップは習近平氏ですよね。

この人は毛沢東路線とか聞いた事があるので、そうだったとしたら無理な気がします。

そもそも共産主義国家で不動産で財を成すとか、それって共産主義なの？って状況ですし。

ダメだ、考えると暗い気持ちになってくる。

しかも明日なんですよね。

公募価格下限で決定したPHCホールディングスの上場が。

何とか踏みとどまって欲しい。