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隣の芝生を見ると不幸になるようだ [日記・雑感]

隣の芝生は青いと言われますが、青く見えるだけじゃなくて、見ると不幸になるようです。

ブータン「世界一幸せな国」の幸福度ランキング急落 背景に何が?
 2012年から毎年国連が発表している「世界幸福度ランキング」という調査がある。世界150以上の国と地域を対象とした大規模調査で、アンケートやGDP(国内総生産)、社会保障制度、人生の自由度や他者への寛容さなど、さまざまな項目を加味してジャッジされる。


ブータンといえば数年前に話題になったのを記憶しています。

先進国のようにインフラが整っていなくても、人々は幸せな気持ちで暮らせている国だと。

ですが、それは隣の芝生を見ていなかっただけのようで。

 一方、南アジアにあるブータンは、発展途上国ながら2013年には北欧諸国に続いて世界8位となり、“世界一幸せな国”として広く知られるようになった。国民が皆一様に「雨風をしのげる家があり、食べるものがあり、家族がいるから幸せだ」と答える姿が報じられたのを覚えている人もいるだろう。

 しかし、ブータンは2019年度版で156か国中95位にとどまって以来、このランキングには登場していない。

「かつてブータンの幸福度が高かったのは、情報鎖国によって他国の情報が入ってこなかったからでしょう。情報が流入し、他国と比較できるようになったことで、隣の芝生が青く見えるようになり、順位が大きく下がったのです」(友野さん・以下同)


それまでは自国の隣人の芝生だけ見て、それほど青さが変わらなかったのでしょうね。

だから、それなりに満足できていたのに、自国の芝生とは全く違う他国の芝生が目に入ってしまった。

そうなると途端に向こうの芝生が羨ましくなる。

知らぬが花ってやつでしょうか。

この世界幸福度ランキングとやらは、いつも日本は順位が低いようです。

 実はこの調査で、日本は例年、順位が振るわないのだ。2021年の最新ランキングでも56位と、G7(先進7か国)の中でも最下位だ。


G7最下位だそうで。

分かる気がしますね。

だってブログとか見ていると溢れていますからね。

他人との幸せ比べとかが。

まあブログで見かけるのは「隣の芝生は青い」じゃなくて、「ウチの芝生はビューティフォー」とか「隣の芝生は枯れてんじゃんw」みたいなもんですけど。

とかく必死になって自分の幸せをアピールするか、他人を貶めて優越感に浸るか。

不思議な事に、そんな競争から離脱したはずのリタイア系ブログでも多いんですよね、その手のが。

「ウチの芝生はビューティフォー」だけなら問題ないのですけどね。

それで自分が幸せを感じられるなら。

だけどセットなんですよ。

「隣の芝生は枯れてんじゃんw」と。

隣の芝生を見ずに誇っていればいいのに、わざわざ他人の芝生の品評を始めるんですよ。

そんな事せずに、自分の芝生の手入れだけしてた方が幸せだろうに。

どうしても、他人の芝生が自分の芝生に劣っている事にしたいらしい。

私は芝生比べが嫌いなので、自分の好きなように芝生を生やすべくリタイアしたのです。

「ぼくがかんがえたさいきょうのリタイア」を自分だけに適用すれば、それだけで幸せになれる。

ブータンの結果から見て、それが正しいと確信しました。

隣の芝生を見なきゃいい。

それが幸せになる一番簡単な方法。




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