ようやく高齢者の医療費に手を入れる気になったか

新型コロナで老人が病院通いを控えた結果、健康保険組合の財務が改善されたと言います。

つまり、いかに無駄に高齢者が病院をサロン代わりにしていたかが分かりますね。

そして、ようやく高齢者の医療費に手を入れる気になったようで。

75歳以上の医療費2割負担 来年10月から実施で検討 政府

原則1割となっている75歳以上の医療費の窓口負担について、政府は年収200万円以上の人を対象にした2割への引き上げを来年10月から実施する方向で検討に入りました。

法改正自体は今年の6月に決まっていたようですが、実施の時期を具体的に検討し始めたみたいです。

まあ、正直言って遅すぎますけどね。

高齢者の医療費が問題になって長く経ちます。

本来なら、とっとと負担を上げるべきなのに増税で対応しましたからね。

と言うより、増税の口実にしていたんでしょう。

無事に消費税も増税できたので、高齢者の窓口負担を上げる準備が整った訳です。

2割じゃなくて3割負担でも十分だと思いますけどね。

年齢で負担率を分けるべきじゃないでしょう。

高額療養費制度だってあるんだし。

でもまあ、これで少しは不公平が是正されそうですが

ただ与党内からは
▽来年夏に参議院選挙が控える中、高齢者に追加の負担を強いるのは急ぐべきではないという意見や
▽コロナ禍で相次いだ受診控えをさらに招きかねないという懸念も出ていて
政府は今後の議論の行方も踏まえ最終的に開始時期を決めることにしています。

などと言っているので、ズルズルと引き延ばしそうですね。