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労働は尊いと言う価値観 [日記・雑感]

もうすぐ労働者から無職に転生して丸6年になろうとしています。

そんな中堅無職になろうとしている私が、まだ新人無職だった5年ほど前の炎上記事を見かけました。

「毎月50万円もらって...」 阪急車両ジャックに「時代の違う感性」と批判
阪急電鉄の車両内に掲示された「中吊り」をめぐって、ネット上では批判の声が集まっている。

さまざまな業界で働く人々の言葉を紹介。あしらわれている文言に対し、「あれは誰が作ってんの?大昔の人?」「時代の違う感性だな...」など疑問の声が相次いだ。


2019年6月の古い記事を偶然見かけてしまったのですが、いやあ私が無職生活に突入してウキウキし始めた頃に、こんな事が炎上していたとは知りませんでした。

炎上した部分がコチラ。
「毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。研究機関 研究者/80代」


この中吊り広告にイラっときた人が多数いた模様。

で、コレを見たネットの反応が
「全部こんな調子だから疲れてる時に見たら普通に吐き気する」
「月30万で低い方なの...?十分じゃね...?と思ってしまった昔はそんくらいだったんだねえ...あれは誰が作ってんの?大昔の人?」
「時代の違う感性だな...」
「ブラック企業あるある的精神論ポスターみたいなのを車内広告で出しまくってるの?」

だったそうです。

私は5年の歳月を経て中吊り広告を見た訳ですが、私はイラっとは来ませんでしたね。

それよりも「何で仕事以外に生きがいが無い前提なの?」としか。

月に50万もあれば趣味が充実しちゃうでしょう。

まあ、毎月50万は嫌な仕事で貰っている前提なのか、それとも配当収入とかで働かずに貰っている前提なのか、中吊り広告の文面では分かりませんけど。

80代の人らしいので、とにかく仕事が趣味なんでしょうねえ。

それよりも気になるのは、阪急電鉄が何の意図を持って中吊り広告を出したのか。

担当者によると、「言葉」の種類は80ほど。担当者は「多くは通勤電車で、ビジネスマンの方が重要なお客様。実際は働いている方々に働くことの意味や尊さなど、応援メッセージで伝えたいという趣旨で出させて頂いた」と説明。


いやあ、凄いですね。

「働くことの意味や尊さ」ですってよ。

労働は尊いって揺るぎない価値観を持っているようです。

私が労働から解放されて歓喜に包まれていた頃、こんな労働賛美の広告が世間を騒がせていたとは。

50年前じゃなくて5年前ですからね。

価値観が違いすぎてビックリしました。

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