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アメリカもようやく他の先進国に追いついたか [日記・雑感]

アメリカンドリームなんて言葉がありますね。

この言葉を耳にすると、裸一貫から成り上がれる国アメリカって感じがします。

ですが、そのアメリカもようやく他の先進国に追いついたようですね。

親の実力が子供にも大きく波及するのは、ある程度歴史を重ねた国では普通に見られる光景。

先進国に限った事じゃありませんけど。

【書評】ハーバード白熱教室の教授が論じる“親ガチャ”の不公平
最近、「親ガチャ」という言い方を聞く。どんな境遇に生まれつくかは運次第、本人に選べるものではないという意味だ。本書は、まさにそうした「不公平」について論じている。著者は「ハーバード白熱教室」のあの教授だ。


私は親ガチャで言えば、下位20%くらいに入ると思いますね。

でも最終的に、借金を残されるような足を引っ張られる状況では無かったので、その程度には親に感謝しています。

両親ともに病気で手術しているし、それが遺伝したのか自覚できる程度には体は弱めだと思います。

まあ、自覚できているので、今までに大きな病気はありませんでしたけど。

話を戻しまして。

結構前から、アメリカにもその兆しはあったと思います。

アメリカの各所で、何たらジュニアみたいな人が活躍し始めていましたから。

かつてのアメリカは「多様性と変化」を重んじ、それゆえにアメリカン・ドリームの実現する国だった。ところが、一九八〇年代にグローバリゼーション政策に舵を切り、同時に、ハイテクがマンパワーを逐い始めたことで、思わぬ副作用が起きた。


それらに対応するには、新しい技術や高度な専門知識が求められ、大学で学位取得の必要が増した。出願者が増えて一流大学の門はますます狭くなり、親は学歴闘争に勝つために、資金を投入して「軍拡」し、ハーバード大などには富裕層しか合格できなくなった。学歴格差は拡大、社会的流動性が減少し、特権階級が固定化した。かつてのアメリカの強みが、皮肉にもこの国を縛りつけているのだ。


どうやらハイテクが個人の能力を大きく凌駕したために、それに追いつくためには学習が必要で、学習には金が必要。

だから特権階級が固定した。

そんな論調ですけど、これはまあ、ある程度の歴史を経た国が陥る宿痾みたいなモンだと思いますけどね。

どうせ親の実力が子の実力になるなら、いっその事ドロップアウトして働かず暮らせばと思いますが、アメリカじゃ無理でしょうねえ。

インフレは正義!って感じの国ですし。

余程の巨万を築き上げれば別でしょうけど、そんなの築き上げるのは真っ当な貧乏人じゃ無理ゲー。

その点、日本は良いですよね。

気を抜けばデフレするようなお国柄。

リタイア生活をする人にとってインフレは敵ですから。

最近、私は緩やかなインフレが理想ってのは、結局のところ金持ち連中が貧乏人を貧乏に留めるための方便って気がしていまして。

インフレし続ける限り、そうそう簡単に踏み切れませんからね、リタイアってのに。

金持ちはインフレしてもリタイアは容易ですけど。




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