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違いがわからない男で良かった [日記・雑感]

昔、私がまだテレビを見ていた頃に「違いがわかる男」とか、高級感を煽ってコーヒー売ろうとしていたCMがありました。

まあ、それはそれで違いがわかる男たちが買ってくれるでしょうから、別にキャッチフレーズにどうこう言うつもりはありません。

でも私が思ったのは、自分が違いがわかる男だったら大変だったな、未だに引き篭もれずに社畜の身分を恨みながら働いていただろうな、と想像してしまったのです。

だって、そんなに違いがわかっちゃったら、今呑んでいるビール(第3)なんて「こんなものはビールじゃない!」って投げ捨ててしまう人物になっていたかもしれません。

そいつを考えると、リキュール類とビールの違いがわからずに美味しくいただけてしまう、騙されやすい人間で良かったなと。

炭酸水だって違いがわかる男として育っていたら、私が自作している水道水+炭酸ナトリウム+クエン酸による炭酸水もどきのようなものは「こんなものは炭酸水じゃない!」って投げ捨てて、ウィルキンソンタンサンみたいなオシャレな炭酸水ばかり買っていたでしょう。

そんな違いがわかっちまうばかりに、質の劣る廉価品は体が拒否するようでしたら、私は定年まで社畜に甘んじる生活を送るハメになっていたかと想像するだけでガク((( ;゚Д゚)))ブルが止まりません。

違いのわかる男はセミリタイアへのハードルも高そうですね。

まあ違いがわかるほどの男なら、セミリタイアなんて発想もしなさそうですけど。

何故か寝起きにネスカフェのCMが急に頭に思い浮かんだので、こんなどうでも良い事を布団に包まりながら考えていました。




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