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こいつ食えたのか [家庭菜園]

私は極力手の掛からない野菜を育てようと、良さ気な野菜を色々と試しています。

ニラだのリーフレタスだのは、それほど手の掛からない野菜ではありますが、やはりある程度の手入れはしてあげる必要が生じます。

ですが我がプランターに、手入れもせずに我が物顔で増殖する植物がいるのです。

園芸界では厄介者とされているカタバミですね。

見た目はクローバーに似ていますし、可愛らしい小さな黄色い花をつけるので、そこいらの道端に生えているなら微笑ましい植物ですが。

こいつら本当に厄介で、球根タイプと普通の根っこタイプがありますが、特に厄介なのが球根タイプ。

引っこ抜いても茎の途中でちぎれてしまい、地中深くの球根にはノーダメージです。

そして数日後に三つ葉を覗かせてくる。

掘って除去しようにも、メインの作物も生えているので掘り起こす事もできません。

この生命力の強いやつが食えればマシなんだけどな、などと思いながら「カタバミ 食用」でググったところ、こいつ食えるらしいのですね。

国によっては食べられる酸っぱい雑草として、サラダのアクセントとして入れたりするらしい。

食えるらしいので、ちょっとどんな味か興味が湧いてしまいました。

とは言え、酸っぱさの正体はシュウ酸との事なので、シュウ酸とは言わずと知れた結石の原材料ですね。

味見をしたいものの、結石には、特に男のホースに出来る結石は勘弁願いたい。

凄い痛みだそうで。

ですがシュウ酸は大量の水分と一緒だと、体内に取り込まれずに排出されやすいらしいです。

そこで色々と調べてみたところ、カタバミ茶ってのがあるらしい。

味見が出来て水分も大量に取れる、これですね。

で、カタバミを収穫してみました。
カタバミ1.jpg

道端とかに生えているやつだと、さすがに抵抗があるのでプランターに生えていたやつを集めてまわりましたよ。

これを乾燥させて煎ってやるらしい。

なので乾燥させたのがこちら。
カタバミ2.jpg

そして煎りました。
カタバミ3.jpg

煎ると香ばしい良い香りがします。

匂いだけなら美味しそうに思える(フラグ立て)。

煎ったものをお茶パックに投入。
カタバミ4.jpg

と、ここまでは昨日の内に済ませていましたが、昨日の暑さで熱い茶など飲む気にもなりゃしません。

で、今日は暑さが和らいだので、この機を逃すわけにいかぬとティータイムと洒落こみました。
カタバミ5.jpg

色が良く分かるようにグラスに注いでいますが、この後は湯のみに注ぎかえています。

そして飲んでみた感想なんですが・・・・・あー、うん、お茶として普及しなかった理由が分かりました(フラグ回収)。

飲めないほどでは無いです。

ただし私の舌は菩薩の加護を賜った菩薩舌なので、味には基本的に寛大。

その私が飲めないほどでは無いと言っているので察してくれ。

端的に言って、薄い草汁って感じですかね、今ほど美味しく無かった頃の青汁を薄めたってところか。

まあ、カタバミは一応薬草扱いになるそうなので、薬として飲むなら有りかもね。

でも労力に全く見合わないので、再度飲む機会は無いでしょう。

つまり、こいつら育てるスペースがあるならニラです。

ニラを育てるべきです。




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