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燃料(災害)が投下されると非常に着火しやすいのが持ち家論争 [日記・雑感]

「一生賃貸ってどうですか?」で″持ち家論争″勃発 「最近の災害を考えると、高いローンを払って家を買っていいのか」と悩む声も
「賃貸か持ち家か」この問題は永遠のテーマのようなところがあり、何度でも話題にのぼる。10月15日のガールズちゃんねるに、結婚を考えている女性から「一生賃貸ってどうですか?」と問うトピックが立った。


論ずるだけ不毛さが増すだけの「賃貸vs持ち家」論争ですが、常時種火で燻ぶっているのが災害って名前の燃料が投下されると、方々で燃え上がるのが定例行事みたいになってきましたね。

正直言って、独身なら己の気持ち、パートナーがいるならお互いの気持ちに折り合いを付けて結論を出す以外に、正解も不正解も無い類いの話であると思うのですが、世の中には自分の考えにお墨付きが欲しくて論争する人が後を絶ちません。

災害が発生すると論争が巻き起こり、大体において災害の記憶が強い間は賃貸派の声が大きくなります。

この手の論争に参加する人って、既に自分の答えを出している場合が多い気がするのですよね、自分の意見に反対が述べられるとムキになってそれを反証しようとするし。

答えが出ているのにわざわざ論争に参加するのですから、多分当人も不安なんでしょう、自分の考えが間違っていたらどうしようと。

だから賛成してくれる人を求めて戦いに身を投じるのではないでしょうか。

まあ、不安になるのは仕方ありませんけどね、住宅費にかかるお金ってのは持ち家・賃貸に関わらず多額ですから。

多額にも関わらず40歳前後までに決断を迫られるのが住宅購入。

買えば買ったで住宅ローンに縛られるし、買わなければ買わないで歳を取るごとに賃貸派から宗旨替えをするのが難しくなる。

そりゃあ「自分の考えこそが正しいのだ!」と声に出して、自分で自分を納得させないと落ち着かないのも分りますね。

自分の考えに確固たる自信を持てていないので、論争する事で自信を補強する必要があるのでしょう。

私の場合は別に費用面の優位性だのと言った、小難しい事を考えて住宅購入した訳じゃ無いので気楽なものです。

前の借家が建て替えするので追い出されたので、引越しなんて面倒は二度とゴメンだって事で買いましたから。

その時点で、自分が幸せな家庭を築くって幻想を持っていなかったのも大きいかもしれません。

災害にあってダメになったら、それはそれで仕方ないと。

私の住宅論なんて興味ある人はいないでしょうから、ここまでにしておくとして、元記事の中で「何言ってんだ?コイツ」と思った箇所がありました。

エッセイストの小島慶子さんも自著のなかで、住宅ローンは「経済的な奴隷になること」と捉え警鐘を鳴らしている。


いや、別に住宅ローンが不利に働く事があるのは否定しませんけどね、何?その「経済的な奴隷になること」って。

賃貸だって無償で借りられる訳じゃないでしょう?

金額の多寡はあっても、それじゃあ同じ「経済的な奴隷になること」じゃねえか。

ついでに「大家の奴隷になること」のオマケ付きとも言えてしまうじゃない。

「経済的な奴隷になること」を避けるにはホームレスになれってか?

こうやって極端で目を引きやすい言葉を使いたがる人がいますよね。

どうもこの手のヤツを見ると
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コレが頭に浮かんでしまう。


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